Dr.東田の臨床問題の解き方
2019年 MACの開校日の講義。
医師国家試験で出題される臨床問題の解き方、および、
国試合格・成績アップにつながる勉強方法の話ですが、
皆さん、ご覧になりましたか?
ちょっと、113回の問題をピックアップしてみましょう。
第113回医師国試解説
【113A24】
45歳の女性。発熱、咳嗽および呼吸困難を主訴に来院した。1週間前の7月初めに咳嗽が出現し、3日前から37℃台の発熱があり、昨日から呼吸困難も伴ったため受診した。3年前から毎年6月初旬から8月にかけて同様の症状を起こし、昨年も入院加療している。3年前から築25年のアパートに暮らしており、室内には趣味の観葉植物が多くあるという。両側胸部にfine cracklesを聴取し、胸部エックス線写真ではびまん性散在性粒状陰影を認める。Trichosporon asahii 特異抗体が陽性である。
この患者で認められる可能性が低いのはどれか。
a. IgE高値
b. 帰宅試験陽性
c. 拘束性換気障害
d. 肺の病理所見で肉芽腫
e. 気管支肺胞洗浄液CD4/CD8比低下
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45歳の女性です。
発熱、咳、呼吸困難、主訴が3つ。
主訴には想定される因果関係がある。
患者さんは主訴で来る、つまり、結果で来ます。
結果をみて、原因は何かを我々は考える必要がある。
原因があって、その結果どうなるか。因果関係は分かりやすいですね。
でも結果から原因を推測するのってめちゃくちゃ難しいです。
練習が必要なんです。
by Dr.東田
患者さんの主訴から、病気の原因を導く。
これが診断力です。
できれば低学年の時から東田先生の講義でトレーニングしてみて下さい。
必ず後から結果がついてきます。
4月から働き、半年で既に悩んでいる研修医の方には初心に戻る意味で、
医学生の方は勉強の仕方を振り返るきっかけとして、
是非視聴してみてくださいね。
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臨床問題の解き方って?いかがでしたか?
低学年のうちに考え方のテクニックを身につけたいですね!
MediTunes 編集部
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